◇リフォームローンという選択肢
リフォームの費用の支払いに、リフォームローンを利用するという選択肢があります。
リフォームローンは住宅ローンの一種で、住宅の改築時に利用することができます。
キャッシングローンよりも金利が安いため、リフォームの資金を用意するのに最適なローンとなっています。
◇公的融資と民間融資がある
リフォームローンには公的融資と民間融資の2種類があります。
公的融資は公的な金融機関が提供しているリフォームローンで、民間融資よりも金利が低めであるという利点があります。
ただし、公的融資は借入限度額、返済期間などが制限されており、融資条件も細かいという壁があります。
民間融資は公的金利と比較すると金利が高めに設定されていますが、公的融資よりも条件が厳しくないので借りやすいという利点があります。
民間融資のリフォームローンの中でも、担保が必要な有担保型と、担保が不要な無担保型では金利に違いがあります。
有担保型は土地や建物を担保にするかわりに、金利が低く設定されています。
無担保型は担保がないかわりに、有担保型よりも金利が高めに設定されているという違いがあります。
◇変動型と全期間固定型
リフォームローンの金利タイプには復数の種類があり、ここでは変動型と全期間固定型について解説したいと思います。
まず変動型の金利タイプですが、変動型は借入中に金利が変動します。
借入時の金利は低めですが、将来支払う利子が増える可能性があります。
必ずしも金利が上がるとは限りませんし、数年で急激に金利が上がることも少ないですが、金利が上がるリスクを伴うのが変動型の難しいところです。
全期間固定型は借入時の金利が返済終了までずっと変わらない金利タイプです。
金利が変わらないので変動型のような金利上昇によるリスクがありません。
ただし、借入時の金利は変動型の方が低めに設定されているという違いがあります。
どちらの金利タイプが良いか、またどの金利タイプが選べるのかをふまえた上でよく吟味しましょう。