居間=リビングは家族がくつろいで過ごせる大事な空間なので、リフォームではどのように快適な空間にするかじっくり考えたいですね。
居間のリフォームでは無垢材が人気があります。
無垢材は加工をしていない自然のままの状態の木で、自然のあたたかみを感じることができます。
通常、居間のフローリングに使われている集成材は復数の木を接着材でつなぎあわせたもので、反りが起こりにくいという強みはあるものの、無垢材にある自然のあたたかみが失われてしまっています。
また、集成材につかわれている接着剤に化学物質が含まれている場合、室内に化学物質が発散されてシックハウス症候群になってしまう場合があります。
シックハウス症候群は集成材だけではなく、その他の建材から発散される化学物質も原因となりますが、集成材はシックハウスに関係しています。
無垢材は接着剤が使われておらず、自然のままの木なので化学物質は含まれていないので、シックハウスになる心配はありません。
無垢材はシックハウス対策にもなるため、居間のリフォームで広く使われています。
無垢材にはウォールナット、カリン、タモ、カバ、メープルなど色々な種類があります。
木によって木目や色合いが異なるため、選ぶ無垢材によって居間の雰囲気が変わっていきます。
ウォールナットやカリンなど濃い色合いの無垢材は落ち着いた雰囲気を演出してくれますし、タモ、カバ、メープルなど明るい色合いの無垢材を使えばナチュラルで明るい雰囲気になります。
無垢材選びも居間リフォームの楽しみのひとつなので、色の好みや居間全体のデザインのバランスを考えて無垢材を選びたいですね。
無垢材はどんどん変化していき味わい深くなっていくのも特徴で、集成材にはない楽しみがあります。
アンティーク家具が歴史を感じさせるように、無垢材もまた長く使うほど家の歴史の一部になっていきます。
何年後かに無垢材がどんな色合いになるのか楽しみですね。