和室は日本の住宅にしかない独自の文化で、畳、襖の組み合わせは和の趣を感じさせてくれます。
畳から発せられるい草の匂いは不思議と心を落ち着かせてくれますし、洋室にはない優しさがありますね。
和室リフォームでは琉球畳の人気が上昇しています。
琉球畳は通常の畳にある縁がなく、形も長方形ではなく正方形になっています。
沖縄産のい草で作られている畳で、目が細かいのも特徴として挙げられます。
通常の畳は長方形で縁があるため、正方形で縁なしの琉球畳は全然違った印象を与えます。
正方形なのでオセロの盤のように配置するわけですが、色を交互に変えることでモダンなデザインの和室になります。
通常の長方形の畳もいいですが、モダンデザインにするなら琉球畳が最適です。
最近ではめっきり少なくなりましたが、和室リフォームをするなら掘りごたつも選択肢として考えてみてもいいかもしれません。
掘りごたつは椅子に座るような感覚で座ることができ、冬は足元からポカポカ暖かくなるのでとても心地が良いです。
洋室ならフローリングに床暖房を施工できますが、畳はできないと思われている方も多いことでしょう。
実は畳には畳暖房というものがあり、フローリングの床暖房と同じように床下からあたためることができます。
畳にはこたつがセットになっているので床暖房がなくても冬を快適に過ごせますが、こたつに一度入ってしまうと立ち上がるのが億劫になってしまいますよね。
畳暖房なら部屋のどこにしても足元からあたたかくなるので、こたつの誘惑に勝てない方は畳暖房の方がいいかもしれませんね。
和室の壁は昔は砂壁や土壁が多かったですが、最近は珪藻土や漆喰がよく使われています。
珪藻土や漆喰は自然素材リフォームで人気の素材で、調湿・脱臭効果があります。
部屋の湿度を快適に保ち、気になる匂いを取り除いてくれるので部屋の環境を整える役目も果たしてくれる優れた自然素材です。